情報化施工とは

建設事業の調査・設計・積算・発注・施工・維持管理という実施プロセスの中から施工に注目し、各プロセスから得られる施工に関連する電子情報や各作業から受け渡される電子情報を活用し、建設機械と電子機器、計測機器の組み合わせによる連動制御あるいはそれら機器のネットワーク化による一元的な施工管理など、個別作業の横断的な連携、施工管理の情報化を行ない、施工全体として生産性および品質の向上を図ることを目的とした建設生産システムです。
「価格」と「価格以外の要素(技術力)」を総合的に評価する新しい入札・契約方式です。品質や施工方法等を総合的に評価し技術と価格の両面から見て最も優れた案を提示した者を落札者とします。
発注者が求めている課題(テーマ)に対してより品質を向上させる提案を行ない、それが技術評価点(技術力)として評価・採点される事により総合評価落札方式での入札に大きく影響します。技術提案において「情報化施工・建設ICT(情報通信技術)」は技術評価点の向上につながるとても大きなキーワードであり、工事成績評定の評価対象にもなるため、工事受注後の施工段階における創意工夫の一つとしても活用されています。